


ライフラインを守る

日本の大動脈ともいわれる「送電線」の工事に従事するラインマン。鉄塔を建て送電線を架け、日々の生活に欠かせない電気は、ラインマンの技術によって支えられています。作業の効率化は進んでいますが、最後は人の知恵と技が決め手となります。
●ラインマンの使命
全国で約6,000人を超える、基礎・組立・架線などの専門スキルを持った送電工事のプロフェッショナル「ラインマン」。その使命は、送電設備の建設・点検業務を通じてお客さまに電気をお届けすることで、ライフラインを守る最前線として社会に強く求められています。中部エリアでは建設・設置から年月を経た送電設備のリフレッシュが大きな課題となっており、ラインマンの仕事はこれからも需要が続く見込みです。地域のみなさまにこれからも安心して電気をお使いいただくため、ラインマンの世界に若い力を強く求めています。
冨田送電工事株式会社の仕事
仮設工事
工事を始めるための準備、資材運搬のための工事をします。送電線建設工事を行うためには、工事用地を確保し、資機材を工事現場まで運ぶ運搬路などが必要になります。
山岳地に建設する場合は、運搬用道路を作れない場所に索道を架設するなど、大規模な仮設工事が必要になることがあります。
基礎工事
台風や地震などで鉄塔が倒れないように強固な基礎をつくる必要があります。
急峻な山岳地に建てられる大型鉄塔の基礎は杭の長さが数十メートルになることがあります。掘削機と手掘りを併用して掘削を行います。掘削機を使って数十メートルの深さまで穴を掘り、鉄塔の脚を支える基礎を作ります。整地して植生などをすると基礎が完成します。
基礎工事は送電線の要です。いくら上が立派でも基礎がダメなら、どんな建物も倒壊してしまいます。その為、基礎材の据付等は大変シビアで苦労しますが、その分腕の見せ所でもあります。
組立工事
大型の鉄塔は高さ100mを超える巨大なものもあり、傾斜地や鉄塔高さに応じて大型クレーンなどを使って組立てられます。地上で組み立てた部材はクレーンを使って吊り上げ、人の手によってボルトとナットで取り付けます。
